買い物をしようと思い、アウトドアブランド・Mont-bell(モンベル)のオンラインストアを開いたところ、ずっとお世話になっていた新潟万代ラブラ2店が閉店することを知りました。

閉店日(2022年1月5日)までまだ10日ぐらいあるのですが、コロナ禍のわたしは衝動的なお出かけをしなくなったため、新潟万代ラブラ2店の最後を見れそうにありません。とても寂しいです。
会員ページの情報によると、わたしがMont-bell(モンベル)で買い物を始めたのは、2018年11月3日のことのようです。
当時のわたしは、秋~冬のウォーキング中に、身体が冷えてしまうことをかなり悩んでいました。
「寒さ」や「冷え」というキーワードから以下のようなことを思い、良さげな衣類を購入してみるのですが…。それは、明らかに逆効果ともとれる間違った買い物だったようです。
「会津は豪雪地帯なのだから、身体が冷えるのは当然だ。」
「こんなに冷えるってことは、身体を温め足りないのだろう。」
そんなある日、深夜のNHKで雪山登山の番組を見ていたら、「この登山家さんの身体は、なぜ冷えないのだろう?」という疑問が生まれました。そして、いろいろ調べてみたところ、彼らが着用するアウトドアメーカーMont-bell(モンベル)の存在を知ることになった次第です。
でも、わたしが住む福島県には、なぜかMont-bell(モンベル)のお店がありません。これだけ自然だらけの県にアウトドアメーカーが出店しないって、なんだか不思議な話ですよね。以下の地図を見ると、「福島県だけお店がない」の意味がよくわかると思います。

ちなみに、郡山市にある総合アウトドア専門店・WILD-1さんでは、種類は多くないもののMont-bell製品の取り扱いが少しあります。

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新潟市に出かけたとき、たまたま立ち寄ったモンベルの新潟万代ラブラ2店で、スタッフさんに話しかけてみました。すると、自分がこれまで悩んでいたことがいわゆる「汗冷え」であり、その対策としての衣類選びを完全に間違っていたことが判明した次第です。
わたしのような素人は、どういうわけか「暑さ寒さを改善する肌着=ファストファッションブランドの商品」と思い込みがちです。
ファストファッションに限らず、最近では、セブンアンドアイやファッションセンター しまむらなどでも、1,000円~1,500円ぐらいで購入できるインナーを出していますよね。
そして、わたしのような素人は、そういうメーカーの「暖かさ」や「発熱」という言葉を信じ込み、製品表示に目を通すこともないまま、適当なインナー選びをしちゃうわけです。
でも、自分の身体に起こる汗冷えにフォーカスすると、「汗で冷えている身体に温め効果の高いインナーを着たら、もっと汗が出て身体を冷やしちゃうんだよね?」という矛盾に気づくようになります。
ファストファッションブランドとMont-bellのような登山メーカーの肌着(インナー)は、そもそも着用目的やコンセプトが大きく違います。(※手頃な商品の話です。ウール素材はまた別になります。)
- ファストファッション:汗の水分で身体を温める、着心地も良い
- アウトドアブランド:汗を効率よく蒸散させる、汗冷えを起こさない
上記の違いをわかりやすく説明すると、以下のとおりになります。
- ファストファッションブランド:身体を温める
- アウトドアブランド:身体を冷やさない
ファストファッションのインナー商品では、汗を保持する目的で、あえて綿やレーヨンを使っています。これらの素材には、着心地をよくする効果もあります。
ポリエステルと比べると、吸水性もかなり高いです。それは、身体から出た汗を、スポンジのように溜め込む能力が高いことを意味します。結果として「自分の汗で身体を冷やす」という悪循環(汗冷え)が起こってしまうというわけです。
一般的に考えて、身体が冷えてとにかく寒くてしょうがない場合、自分から出る汗への関心が薄れて「もっと温めなければ!」と焦ってしまうのは、自然なことだと思います。
でも、普通に生活しているだけで1日500ml~1リットル弱の汗をかくことをイメージすると、真冬に寒さと縁遠い生活をするには、まず身体を温める前に、水分(汗)への対処が必要なのですよね。
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モンベル・新潟万代ラブラ2店さんでそういうことを教えていただいてから、わたしのインナー選びの基準が大きく変わりました。
そして、当初は、秋冬のウォーキング中に着るインナーだけを求めていたわけですが…。今では、Mont-bellの機能性の虜になり、自宅で着る肌着もすべて
ジオラインというシリーズに変えてしまった次第です。

去年は、ファストファッションブランドの肌着+毛100%のセーターでも寒くてガタガタ震えていたのですが、今年はモンベルのジオライン L.W. Uネックシャツ+シャーミーズのカーディガン(いわゆる薄手のフリース)だけで快適に過ごせています。

モンベルのポリエステル素材のインナー「ジオライン」は、いちばん薄い
L.W. Uネックシャツでも3,300円します。ファストファッションのインナーと比べると倍ぐらい高いです。
でも、L.W.は、洗濯しても30分程度で乾きます。そのため、そんなに多くの枚数をそろえる必要がありません。また、このインナーで汗冷えを防いで、余計な暖房を使ったり厚着をする必要がなくなれば、結果として節約になるのではないかなと、最近思うようになりました。
何より、汗冷えが防げれば風邪などもひきにくくなるでしょうから、そういう意味でもMont-bell製品のコストパフォーマンスは非常に高いと思います。
NHKのドキュメンタリー番組を見ていたら、少し前に亡くなられた人間国宝の落語家・柳家小三治さんも、モンベルのインナーを着ていらっしゃいました。(小三治さんの場合は、ポリエステル素材のジオラインではなく、毛のメリノウールではないかと思います)
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新潟万代ラブラ2店さんで汗冷えについて教えていただいてから、自分に合った「身体が冷えない衣類の組み合わせ」にたどり着くまでに、だいたい3年かかりました。
約3年間は、モンベルさんでカウンセリング→その場でアイテム購入→生活のなかで試す→改善(ネットで新たなアイテムの購入)→モンベルさんでカウンセリング→その場でアイテム購入→……のPDCAを回し続けた次第です。
こんなに長く通い続けられたもう一つの理由は、モンベルさんが鬱陶しい押し売りをしなかったからです。
わたしが会津若松市から来たことを伝えると、「せっかくだから、たくさん試着していってください!」と、いつも5~10枚ぐらいの試着させてもらえました。でも、「その場ですべて買って行ってください!」というスタンスではないため、気軽に試着や相談ができた次第です。
あるときは、手持ちの現金が1万円しかなかったので、すぐに活躍するTシャツとインナーだけをその場で購入して、アウターは数ヵ月後にオンラインストアから注文するという買い方を提案いただいたこともありました。
わたしが求める商品を取り扱っていない場合は、無理に何かを押し付けるのではなく、「あの店だったらあるかもしれませんよ!帰りに寄って行ったらどうですか?」と、ライバル店に行く提案をしてくださるところが、何より良心的だと思った次第です。
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少し前に、こんな記事が掲載されていました。
そんなわたしも特に悩むことなく、秋になると1,500円の年会費を払って、ポイントカード会員を更新し続けています。
とは言うものの、最近では、汗冷え対策がある程度できるようになったため、数年前のようにせっせとモンベルさんで買い物をすることもなくなりました。
また、モンベル製品は耐久性も高いため、いわゆるファストファッションブランドの肌着のように、そんなにヨレヨレになりません。頻繁に買い替える必要もないのです。
それでもポイント会員を更新し続ける理由は、定期的にポストに届く会報誌やカタログなどの「紙の冊子」を楽しみにしているからかもしれません。
いまの時代のブランドコミュニケーションは、以下のようなインターネットを活用したものが主流になっています。(ブランドコミュニケーション:ブランドの価値を消費者に伝える戦略の総称)
- メールマガジン
- SNS(Twitter、Instagram、Facebook など)
- ブログ など
上記のようなツールを使えば、一つの媒体に投稿した記事や情報の使いまわしもできるでしょう。折込チラシやハガキなどのアナログな方法よりも、はるかに効率的です。宣伝コストを削減できるメリットがあります。また、SNSなどには、ファンに良い情報を拡散してもらえる魅力もあるでしょう。
しかし、ネットを使ったブランドコミュニケーションには、一つ大きな弱点があります。それは、投稿した情報や送信メールを、必ず開封してもらえるとは限らないことです。
例えば、メールマガジンを受信するお客様が日々の暮らしに忙殺されていれば、どんなに質の高いコンテンツを投稿しても、その内容が読まれることはありません。
一方で、モンベルさんのように分厚い冊子が郵便ポストに投函されるアナログな仕組みなら、お客様がどんなに忙しくても、必ず手にとってもらえます。(中身が読まれるかは別問題ですが…)
また、分厚いカタログであれば、ハガキのように見落とされたり、間違って捨てられることもないでしょう。
最近のわたしは、ブランド戦略の仕事に携わる機会も増えてきました。そういうなかで、企業や個人が「見落とされない仕組み」や「忘れられない仕組み」をつくる重要性を感じることが多くなっています。
こうしたことを考える理由は、インターネットの普及によって、面白い人や企業コンテンツといった「自分をワクワクさせてくれるもの」と誰もが容易くつながれる時代になっているからです。
それは、自分にとって価値のないものが、容易く忘れ去られる時代でもあります。というよりも、自分だけの魅力や価値よりも、「あっちの方が面白い」のようなライバルと比べたときの価値、いわゆる相対的価値で、良し悪しが判断されやすい時代になっているのです。
そういう世の中に生き残り、根強いファンに愛され続けるには、あえて相対的価値にとらわれず、競合とは明らかに違う唯一無二の価値や強みを大切にしていく必要があるのではないかと思っています。
そしてこれは、企業のコンテンツやブランド戦略だけでなく、わたしたちのプライベートな人間関係にも言えることです。
そういう意味で、ネットで何でも送れるこの時代に、あえて紙の冊子を郵便ポストに届け続けるモンベルさんは、唯一無二のブランド戦略を成功させてる好事例なのだと思います。
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話を戻します。
新潟万代ラブラ2店が営業終了すると、新潟市内のMont-bellは、新潟南店さんの1店舗だけになります。
新潟南店は、かなりの大型店舗みたいですね。新潟亀田ICの近くにあるので、会津地方からのアクセスもよさそうです。
会津にも、とうとう本格的な雪が降りました。この雪は、春まで溶けない根雪になる可能性が高いでしょう。
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